「本帰国後、こんなはずじゃ…」立ち上げ期に大変だったこと5選と失敗しない新生活の整え方

本帰国後

「住み慣れた母国に帰るのだから、引っ越しさえ終わればすぐに元の生活に戻れるはず」

本帰国前は、そう思っていませんでしたか?

実際、1度目の本帰国の時、わたしもそう思ってました。

2度目の本帰国は、子連れだったので、さらに大変でした。。。

全てお任せの主人にもイライラしたり、

本帰国する度に、夫婦仲は悪くなります笑

なぜ、自国への帰国なのにこれほどまでに「大変だ」と感じてしまうのでしょうか。

そこには、帰国者ならではの3つの心理的な理由と、直面する具体的な試練があります。

  1. 本帰国後に「想像以上に大変」と感じる3つの心理的理由
    1. 逆カルチャーショック(マナー・ツール・距離感への再適応)
    2. 海外生活の終わりに対する喪失感(暗黒期を乗り越えた後の急な内示)
    3. 帰国直後のキャパオーバー(時差ぼけと押し寄せるタスク)
  2. みんなが共感!本帰国直後に直面した「5つのリアルな試練」
    1. 試練1:住所が確定しない恐怖と「子連れ仮住まい」の限界
    2. 試練2:日本の行政・学校現場に見る「不柔軟さの壁」
    3. 試練3:買い直しとエンドレス段ボールによる「家具家電・荷解きの地獄」
    4. 試練4:子供の環境適応と「手書き書類」に追われる日々
    5. 試練5:「海外の感覚」が通じない寂しさとコミュニティの再構築
  3. 心も体も限界…「帰国ハイ」が切れたときの乗り越え方
    1. 「うまく適応できない」のは当たり前と割り切る
    2. 帰国後1ヶ月は「帰国ハイ」の反動が来ることを知っておく
    3. 本帰国経験者のコミュニティやSNSで感情を吐き出す
  4. 燃え尽きないための「おすすめな新生活立ち上げ方」
    1. ステップ1:ファースト1ヶ月は「最低限の生活インフラ」だけに絞る
    2. ステップ2:家具・家電はレンタルや中古を賢く活用して時間を稼ぐ
    3. ステップ3:手続き類は「1日1タスク」で優先順位をつける
    4. ステップ4:休日のスケジュールは意図的に空けて家族で休む
  5. まとめ:焦らずゆっくり、あなたのペースで新しい日常を作ろう

本帰国後に「想像以上に大変」と感じる3つの心理的理由

まずは、なぜ帰国後にこれほど心が疲弊してしまうのか、

その背景にある「3つの心理的ギャップ」について紐解いていきます。

逆カルチャーショック(マナー・ツール・距離感への再適応)

「何年か日本を離れていただけなのに……」

「生まれ育った自国に帰ってきたはずなのに、なぜか自分が浦島太郎になった気分になる」

本帰国後に多くの人が直面するのが、この「逆カルチャーショック」です。

滞在国ごとの文化やツールに慣れ親しんでいた分、日本の日常に再適応するのは想像以上にパワーを使います。

SNS・連絡ツールのギャップ: 中国から帰国した時の場合、

現地ではWeChat(微信)が中心で、LINEはVPNを通さなければ使えなかったというケースも多いはずです。

帰国後、久しぶりにLINEを開くと、周囲の「スタンプ祭り」のスピード感についていけなかったり、

複雑な「ノート機能」の使い方に戸惑ったり……。

「みんな当たり前に使っているのに、自分だけついていけない」という小さなストレスが積み重なりました。

時間感覚・マナーの違い: 東南アジアなどのゆったりとした時間感覚(マレーシアンスタイルなど)に慣れていると、

日本の「10分前行動」に驚かされることも少なくありません。

「集合時間の10分前には全員が揃っていて、開始時刻にはきっちりスタートする」という日本の完璧さに、

オンタイム到着で少し恥ずかしい思いをしたり、常に気を張っていなければならない緊張感に疲れてしまったりします。

人間関係の距離感の構築: 海外生活では、お互いが「異国の地で暮らす仲間」だからこそ、

助け合いが不可欠でした。

連絡先交換もスムーズで、すぐに打ち解けられる環境が整っていたはずです。

しかし日本では、連絡先を交換するまでに一定の時間を要したりと、

丁寧なステップを踏む独特の距離感があります。「友達を作るのにも一苦労する……」と、

日本ならではの人間関係の作法に戸惑うのも無理はありません。

自国だからこそ「できて当たり前」「馴染めて当たり前」と自分にプレッシャーをかけてしまいがちですが、

環境がガラリと変わったのですから、戸惑うのは当然のことなのです。

海外生活の終わりに対する喪失感(暗黒期を乗り越えた後の急な内示)

海外生活と聞くと華やかなイメージを持たれがちですが、最初から順風満帆だった人はほとんどいません。

渡航当初は知り合いも友達もおらず、右も左もわからない「暗黒期」を誰もが経験しています。

そこから涙ぐましい努力で生活を立て直し、家族のために奮闘して、ようやくその土地が「第二の故郷」と

思えるほど居心地が良くなった——。

そんなタイミングで突きつけられるのが、本帰国の知らせです。

海外駐在の期間は本当に人それぞれです。

最初から期日が決まっているケースもあれば、「前任者が3年だったから3年くらいかな」と

思っていたら10年の長期戦になったり、

逆に「10年コース」と聞かされていたのにわずか3年で急遽帰国が決まったりすることもあります。

会社の体制や辞令ひとつで生活の全てが覆ってしまうのは、

会社員の宿命であり、働くパパ・ママにとっても大きな試練です。

そして帯同してきた家族にとっても、積み上げてきた現地での暮らしや人間関係が突然途切れてしまうことで、

心にポッカリと大きな穴が空いたような喪失感(逆ホームシック)に襲われます。

さらに「第二の故郷」との別れを惜しむ暇もなく、

頭をよぎるのは日本での新生活に向けた怒涛のタスク(学校の手続き、住まい探し、膨大な断捨離……)。

「もう脳が考えることを停止したい……!」と叫びたくなるほどメンタルが限界を迎えてしまうのは、

決してあなただけではありません。

帰国直後のキャパオーバー(時差ぼけと押し寄せるタスク)

本帰国直後に待ち受けているのは、長旅の疲れを癒やす時間など微塵もない、怒涛の立ち上げ業務です。

ただでさえ時差ぼけで頭が働かず、体調も万全ではない中で、容赦なく現実が押し寄せてきます。

「早く元の生活に戻さなきゃ」「子供の環境を整えなきゃ」というプレッシャーと、

時差ぼけによる身体的な疲労が重なり、脳も心も完全にキャパオーバーを起こしてしまうのです。

みんなが共感!本帰国直後に直面した「5つのリアルな試練」

ここからは、本帰国経験者が実際に直面した「リアルな試練」を5つご紹介します。

試練1:住所が確定しない恐怖と「子連れ仮住まい」の限界

本帰国直後に最も精神を削られるのが、

「住まいが決まらないと、すべての手続きがストップする」という現実です。

多くの駐在ファミリーは渡航前にリモートで家を決めたり、一時帰国で契約を済ませたりしますが、

「家の中だけでなく、駅の周りの環境や街の雰囲気まで絶対に自分の目で見て選びたい!」と

こだわりを持って帰国される方もたくさんいます。

しかし、その決断の先には想像を絶するハードな日々が待っています。

子連れでの厳しい物件探し: 帰国のタイミングによっては異動のオフシーズンにあたり、

人の動きが少なくて条件に合う物件がなかなか見つからないことも。

「1日に3件内覧できれば良い方」という状況の中、小学生の子どもを連れ回しての内覧は不可能です。

私たちは、遠方の実家から母にわざわざ来てもらい、子供たちを見てもらいながら必死で足を運んで内覧を行いました。

胃も心も削られる「ホテル仮住まい」: 帰国後に家を探すとなると、内覧から契約、

クリーニングを経て入居できるまで3週間近くホテルや仮住まいでの生活を余儀なくされます。

帰国直後は「日本のコンビニおにぎり最高!」と感動するものの、

連日の外食で次第に家庭料理が恋しくなり、真っ先に胃が疲弊していきます。

狭い部屋での荷物管理と「リアル社会科見学」: 狭い客室の中には、持ち帰ってきた段ボール4箱と巨大なスーツケース4個。

「今日寒いけど長袖どこにしまったっけ?」

「洗濯物が乾かない……」と、日々の小さなストレスが積み重なります。

さらに、住所が決まらず学校にも通えない退屈な

を前に、「毎日どこかに連れて行かなければ」というプレッシャーから、

東京タワーや国会議事堂、豊洲市場などを巡る“リアル社会科見学”を繰り返す日々。

心身ともに限界の中で子どもを連れ回すのは、想像以上の重労働です。

試練2:日本の行政・学校現場に見る「不柔軟さの壁」

ようやく住まいが決まっても、次に立ちはだかるのが行政や学校手続きの「不柔軟さ」です。

校区の見学拒否: 住所地によって2つの小学校区から選べる地域だったにもかかわらず、

一方の学校からは「見学すら拒否される」といった硬直した対応をとられるケースもあります。

海外での柔軟な対応に慣れていた分、日本の「前例がない」「マニュアル通り」な姿勢に戸惑いや憤りを感じてしまいました。

市役所窓口での心ない言葉: 入居が決まった後、役所回りから小学校・幼稚園の見学までをワンオペでこなし、

必死の思いで市役所の窓口へ行った際、「(帰国してから)この2週間、何をしてたんですか?」と事情も知らずに言われて傷つくことも……。

フラフラの体のまま手続きに追われている中で投げかけられる冷たい言葉は、心に深く刺さります。

試練3:買い直しとエンドレス段ボールによる「家具家電・荷解きの地獄」

海外から日本への帰国時、多くの人が頭を悩ませるのが「家具や家電をどうするか」という問題です。

海外で使っていた家電は電圧の違いで持ち帰れず、家具も日本の間取りに合わないため、

泣く泣く現地で処分することがほとんどです。

1からの買い直しパターン(散財): 家具家電を処分して帰国した場合、文字通り「ゼロからの買い直し」になります。

フラフラの体と小さなお子さんを連れて家電量販店や家具屋を巡り、

冷蔵庫、洗濯機などを選ぶのは想像絶する重労働です。

湯水のように飛んでいくお金に白目をむくのはもちろん、最大の敵は「注文したものが届くまでのタイムラグ」。

ある本帰国者(私です笑)の苦い思い出をご紹介すると……

まだベッドが届かないため、「それまでの繋ぎとして客用布団を買おう!」と決めていたのに、

帰国の怒涛のバタバタでまさかのAmazonの購入ボタン(決済)を押し忘れるという痛恨のミスが発生。

届くはずの布団は当然届かず、疲弊しきった体で「硬い板の間(フローリング)」に

そのまま転がって寝る羽目になったという悲劇も……。

脳がバグっている帰国直後は、こんな信じられないやらかしもフツーに起こります。

後々使えるものの方がいいですよね!

トランクルーム保管パターン(終わらない荷解き): 「買い直しの大変さを学んだから、

今回は日本のトランクルームに家具家電を全部預けておいた!」という準備万端な方にも、

別の試練が待っています。 入居と同時に、まずはトランクルームに預けていた荷物が到着。

「懐かしい!」と喜んで必死に段ボールを解き、ようやく足の踏み場ができた……と思った矢先に、

今度は海外からの「航空便」、そして時間を置いて「船便」が怒涛のように届きます。

「解いても解いても、新しい段ボールが運ばれてくる……」

終わりの見えない“エンドレス段ボール”と、それでも足りない日用品の買い足しに追われ、

精神的にも肉体的にも完全にノックアウトされてしまうのです。

試練4:子供の環境適応と「手書き書類」に追われる日々

無事に学校が決まって登校が始まっても、子供自身が日本の「みんなと同じ」を求められる集団行動や

独自のルールに馴染むまでには時間がかかります。

「前の学校に戻りたい」と漏らすお子さんをメンタル面でフォローしながら、

親自身は学校から渡される大量の手書き書類(雑巾の準備、手書きの地図(イマドキ?!)、連絡帳のルールなど)に追われ、

なぜ手書きなんだろう?と疑問に感じながら、

夜な夜なペンを走らせることになります。

試練5:「海外の感覚」が通じない寂しさとコミュニティの再構築

最後は、人間関係やコミュニティにおける孤立感です。

海外生活では、お互いが「異国の地に住む日本人同士」という共通点があったため、

困ったときは助け合いが当たり前でした。

しかし日本に戻ると、それぞれが自分の日常で忙しく、頼れる人が周りにいない状態からスタートします。

海外での苦労や経験を話しても「自慢話」と受け取られないか気を使わなければならず、

自分の素の感覚を出せないもどかしさや寂しさを抱え込みがちになります。

心も体も限界…「帰国ハイ」が切れたときの乗り越え方

「大変だったけど、なんとか家も決まって手続きも終わった!」

そう胸をなでおろした帰国1ヶ月後あたりにやってくるのが、「帰国ハイの切れ目」です。

「うまく適応できない」のは当たり前と割り切る

帰国直後は緊張感と興奮(帰国ハイ)でなんとか乗り切れますが、

生活が落ち着いた途端にどっと疲れが出たり、落ち込んだりすることがあります。

「日本人に戻らなきゃ」「早く馴染まなきゃ」と焦る必要はありません。

読んでくださっているみなさんは、

一度、異文化に適応した素晴らしい経験を持っています。

今はまた新しい環境へ再適応している最中なのですから、「上手くできないのが当たり前」と割り切ることが大切です。

帰国後1ヶ月は「帰国ハイ」の反動が来ることを知っておく

突然理由もなく悲しくなったり、何もやる気が起きなくなったりしたら、

それは「帰国ハイ」が切れて身体が休息を求めているサインです。

自分を責めるのではなく、「ついに反動が来たな。今までよく頑張った!」と自分を労ってあげましょう。

本帰国経験者のコミュニティやSNSで感情を吐き出す

日本で出会う人たちに海外での苦労や逆カルチャーショックの話をしても、

なかなか共感してもらえないことが多いものです。

そんなときは、駐在中の友達や、SNSや本帰国経験者のオンラインコミュニティなどを活用し、

「LINEのスタンプ祭りについていけない!」「役所でこんなこと言われた!」

とリアルな感情を吐き出してみましょう。

「みんなも同じなんだ」と思えるだけで、心は一気に軽くなります。

燃え尽きないための「おすすめな新生活立ち上げ方」

新生活の立ち上げで燃え尽きないためには、気合で乗り切るのではなく「やり方」を工夫することが不可欠です。

ステップ1:ファースト1ヶ月は「最低限の生活インフラ」だけに絞る

帰国後最初の1ヶ月でやるべきことは、「住む場所の確保」「電気・ガス・水道・ネット」「学校・仕事」の最低限のインフラだけです。

部屋の完璧な片付けやインテリアを整えること、習い事探しなどは後回しで構いません。

「家族が生きて息をして、寝られれば100点」とハードルを極限まで下げましょう。

Wi-Fiもすぐ使えるこちらが便利でした。

ステップ2:家具・家電はレンタルや中古を賢く活用して時間を稼ぐ

すべてを新品で完璧に揃えようとすると、選ぶ時間も費用も膨大になります。

まずは家具・家電のサブスク(レンタル)や中古品、あるもので賢く活用し、

「とりあえず生活できる状態」を作ってから、時間をかけてお気に入りを揃えていくのがおすすめです。

ステップ3:手続き類は「1日1タスク」で優先順位をつける

山積みの手続きを前にするとパニックになります。

「今日は市役所の転入届だけ」「明日は子供の学校の書類だけ」と、

1日に行う手続きは基本的に1つ(多くて2つ)までに絞りましょう。

カレンダーに1日1タスクだけを書き込み、終わったら自分を褒めるスタイルに切り替えます。

ステップ4:休日のスケジュールは意図的に空けて家族で休む

帰国直後の休日は、買い出しや手続きの遅れを取り戻すために予定を詰め込みがちです。

しかし、そこをぐっと堪えて「休日は何もしない」「一日中家で家族でゴロゴロする」という

完全休養日を意図的に作りましょう。

外食続きで疲れた胃腸を休めるためにも、うどんやおかゆなどシンプルな家庭料理を食べて、

家族みんなで体を休める時間が必要です。

まとめ:焦らずゆっくり、あなたのペースで新しい日常を作ろう

本帰国後の新生活立ち上げは、引越しというよりも「異国への移住」に近い一大プロジェクトです。

時差ぼけの体で子連れの家探しに奔走し、狭いホテルで耐え、役所や学校の不柔軟さに傷つきながらも、

あなたは今日まで家族のために本当に良くやってきました。

大変なのは、あなたの要領が悪いからでも、適応力がないからでもありません。

本帰国を経験した人は、みんな同じように悩み、疲れ果て、途方に暮れているのです。

完璧な日本の生活にすぐに馴染む必要はありません。

まずは温かいお風呂に浸かって、温かいごはんを食べて、自分をたくさん褒めてあげてください。

焦らずゆっくり、あなたとご家族のペースで、新しい日常を作っていきましょう。

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